はるとさんからの告白から数ヶ月が経ち、私は徐々に自分の気持ちと向き合い始めていました。一方、はるとさんも私への想いを胸に、人として成長していったのです。

ほのかさん、この前は君の気持ちを考えずに告白してしまってごめん。でも、君への想いは変わらないんだ。



はるとさん、謝ることはないですよ。むしろ、私こそ自分の気持ちに正直になれなくてごめんなさい。



いや、君は真摯に自分と向き合っているんだと思う。だから、僕も君に負けないように頑張ろうと思ったんだ。
はるとさんの言葉に、私は彼の成長を感じずにはいられませんでした。
目次
はるとの変化に気づく


日々の仕事の中で、私ははるとさんの変化に気づくようになりました。



はるとさん、最近、お客様からの評判がとても良いですね。はるとさんの優しさが、お客様の心を掴んでいるんだと思います。



そうかな?でも、僕はほのかさんに教わったことを実践しているだけだよ。君の姿勢に学ばせてもらっているんだ。



いえ、はるとさんの人柄があってこそだと思います。私も、はるとさんから学ぶことがたくさんありますよ。
はるとさんは、お客様だけでなく、スタッフからも信頼される存在になっていました。そんな彼の姿に、私の心は少しずつ動かされていったのです。
再度の告白


ある日、はるとさんが再び私に告白してきました。



ほのかさん、君への想いは変わらないんだ。この数ヶ月、君のことを想いながら頑張ってきた。もう一度、僕の気持ちを受け取ってほしい。



はるとさん…正直に言うと、私もはるとさんのことが気になっていたんです。はるとさんの成長する姿に、惹かれるものを感じていました。



本当に?ほのかさん、それは…!



でも、まだ自分の気持ちに確信が持てないんです。はるとさんのことは大切に思っているけれど、恋愛感情なのかまだ分からなくて…。
私の正直な気持ちを伝えると、はるとさんは優しく微笑みました。



大丈夫だよ、ほのかさん。焦る必要はない。僕は君が心から望むその時まで、待つつもりだから。
はるとさんの言葉に、私の心は温かくなりました。でも同時に、彼への申し訳なさも感じずにはいられなかったのです。
ゆいとオーナーへの相談


私は、ゆいさんとオーナーに相談することにしました。



ゆいさん、オーナー、実ははるとさんからまた告白されたんです。私、はるとさんのことは大切に思っているんですが…。



ほのかちゃん、それは素敵なことじゃない。でも、自分の気持ちに嘘をつかないことが大事よ。



ほのかさん、君の気持ちを大切にすることだね。はるとくんも、君の気持ちを理解してくれているはずだよ。
二人の言葉に、私は勇気づけられました。自分の気持ちと真摯に向き合うことの大切さを、再確認したのです。
ほのかは、成長したはるとの姿に心揺れ動かされる。再度の告白に戸惑いながらも、自分の気持ちと向き合い続けようとするほのか。ゆいとオーナーの後押しを受けて、ほのかは恋愛への一歩を踏み出そうとしていた。
続く…